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「MIDICRONICA ♯209」というデータベースが現実世界へ送り出されてから数年…MIDICRONICAの面々が住み着く音楽狂の館「freak’s mansion」には様々な癖のある人間達が集まっていた。
基本、「面倒くさいこと大嫌い」なMIDICRONICAの面々。
ステロイドロストナンバーズラボラトリー(以後SLと表記)へ提出する次のレポートの手段として、当然彼らを利用しようと思いつく。
「音楽でMIDICRONICAとコミュニケーションを図りたい」
と、自ら廃マンションへやってくる者まで現れたこの絶好の機会。セッションで産まれたありったけのサンプルを手にし、新たなデータをSLへ届け続けた。
SL側は、このデータを現実世界と異世界を結ぶ音楽のコラボレーションファイルという意味で「.co.lab」と名づけ、新たな情報収集ツールとして現実世界へ送り出すのであった。